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2025.12.05 工場見学

【TURN】株式会社チェリオ中部の工場を訪問しました

株式会社チェリオ中部の工場を訪問し、落合工場長にお話をお伺いしました

 

2024年10月3日 愛知県小牧市にある飲料メーカー「株式会社チェリオ中部」様の工場を訪れ、「TURN Sparkling Water」の製造現場を見学しました。

 

高硬度の炭酸水というこれまでにない挑戦をどのように実現しているのか。

製造工程や品質管理の工夫、そして現場を支える人の想いに迫ります。

 

「株式会社チェリオ中部」は、清涼飲料水の製造を手がける企業として、チェリオブランドを中心に多彩な商品を展開。地域に根ざした確かな技術と、挑戦を恐れないもの造り精神で、長年にわたり人々に親しまれています。

 

 

「硬度の高い炭酸水を日本で」——TURN Sparkling Water誕生の裏側

株式会社チェリオ中部・落合工場長に聞く、製造現場のこだわり

 

久保木:本日は株式会社チェリオ中部様にお伺いしております。

工場長の落合様にTURNの製造ヒストリーをお伺いしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

落合工場長:よろしくお願いします。

 

久保木:まず硬度が高い、おいしい強炭酸水を作りたいとご相談したところから今回のスパークリングウォーターの製造がスタートしたと思いますが、最初にこの案件を聞いた時のご感想などをお伺いできればと思います。

 

落合工場長:ご承知の通り、日本の水は軟水ですので、硬水の炭酸水って言われた時には、正直大丈夫かなと思いました。とはいえ外国では硬水しか売っていないような国もあり、その国では、硬水は一般的に飲用されています。日本は軟水ですので、飲み慣れていないということは当然あると思います。私も実際に硬水を買って飲んだことはありますが、正直なところ飲みにくいという印象でした。

当工場では缶製品とペットボトル製品を製造・出荷しています。ペットボトルの場合、一般的な炭酸水を製造していますが、硬水仕様にするというのは初めての試みでしたので、私自身も大変興味深く感じており、今後この商品がどう成長していくのか楽しみにしています。

 

硬水づくりの挑戦——配合と製造工程の工夫

 

久保木:今おっしゃっていただいたように、いろいろな企業様にお声がけさせていただき、硬水は作れないよという会社様が多い中、 本当に始めから御社にご協力いただいて大変ありがたく思っています。

 

落合工場長:他の企業さんはどうしてお断りされたのでしょうね?

 

久保木:なぜでしょうね?

 

落合工場長:確かに一般炭酸水に比べて調合、製造工程に手間がかかるということはあるかもしれません。調合設備を持っていないというのもあるかもしれませんね。

 

久保木:そういった理由も大きかったのでしょうね。

では続いての質問です。研究開発段階でのお話をさせていただきたいと思います。硬水を作るという点ですが、配合、ミネラルについては弊社から提案させていただいたと思いますが、お客様からの質問で多いものに、実際どのような製造工程で製造しているのかという質問があります。

硬水の製造の流れを具体的に教えていただけますでしょうか。

 

落合工場長:当工場が使用している水は地下水100パーセントですが、ミネラルなど、いわゆる硬度成分はそれほど多くは含まれていません。軟水ですので、採水してからカルシウムやマグネシウム、亜鉛などを添加することによって硬水の状態を造ります。

 

久保木:ありがとうございます。

次に、製造工程で気を付けている点を教えていただけますでしょうか。

 

落合工場長:当工場は清涼飲料の工場です。清涼飲料というのは原材料を混ぜて造りますので、調合の時の原料の取り間違いや、計量の間違いといった、いわゆる“誤調合”には細心の注意を払い事故が発生しないようにしているというのが1つです。

また、当工場は多品種を製造する工場ですので、ペットボトルですと、500mlや1L、有糖・無糖など、容器や中身も色々変わります。製造する製品の切り替えのたびに製造ラインを洗浄していますので、異物混入防止はもちろん、香りの強い製品を作った後にTURNの炭酸水を造る場合に洗浄が不十分ですと、前の製品の匂いがこちらに乗り移ってしまう、いわゆる“着香”と言われる事故も発生する可能性がありますので、そういった品質事故が起きないよう細心の注意を払っています。

 

久保木:品質保証と言いますか、安全性には本当にこだわってくださっているということですね。

 

落合工場長:その通りです。

 

人の力で支える品質——チームでつくる安心・安全な炭酸水

 

久保木:ありがとうございます。

御社の強み・ここは強く誇れるということなどありますでしょうか。

 

 

落合工場長:当工場は、決して最新鋭の製造設備が入っているという訳ではありませんが、安心・安全なもの造りという点では他に引けを取らないと思っています。

工場運営方針に基づいて工場運営をしていますが、製造部門はもちろん、原料調達する業務課、製造した製品の品質確認をする品質保証部門、設備が故障しないよう予防保全をし、故障した設備を速やかに修繕するエンジニアリング課といった間接部門も含め、工場全体が一枚岩となって工場目標を達成しようという取り組みができているところを誇りに思っています。

 

久保木:団結力がすごく強い製造工場様だなというのはすごく感じています。

 

落合工場長:ありがとうございます。私もそう思っています。

 

久保木:では、最後になりますが、お飲みいただくお客様にひと言いただければと思います。

 

落合工場長:弊社はFSSC22000という食品安全の国際規格に則った食品安全マネジメントシステムを構築し運用しています。

外部認証を取得したマネジメントシステムで、安心安全な商品を製造しておりますので、安心してお飲みいただければと思っています。そして多くのお客様に継続して飲んでいただければと思っています。

 

久保木:ぜひ皆さんには継続して飲んでいただけると嬉しいですね。

では、本日はありがとうございました。

 

 

TURN sparkling water|カラダ。アクティブ。代謝ウォーター

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